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☆場所の選択 家の敷地のどこの場所で野菜を育てるかを考える上で5つの要素があります。日当たり・排水・土地の質・衛生・手入れのしやすさです。 日当たり ほとんどの野菜が生育に日あたりがよいことが必要です。。あまり必要としないもの(ネギ・フキ等)もありますので それぞれの野菜の特性を調べ それぞれの野菜の特性にあった日当たりの場所で育てることが重要です。但し西日の当たる場所は避けます。 排水 野菜の生育には水分が必要ですが 多すぎると根が腐敗するなどし野菜の生育にはよくありません。家の敷地の排水が集まり 常に水が溜まっているような場所では排水をよくなるような方法をとる 高うねにし湿気を好む野菜(サトイモ等)を育てるようにします。 土地の質 土の中に栄養分がたくさん含まれているかどうかではなく 埴土(保水性がよすぎる・粘りがあり固まる)・砂土(保水性がない・さらさらしている)のような土の質のことです。どちらも野菜の生育にはむいていません。野菜の生育に適した土とは農家の畑の土のように黒々とした色をしており 土を握ればすぐ固まり これを軽く触ればすぐ崩れるという土です。これらの土を野菜の生育に適した土にするには 埴土の場所では砂土を混ぜる 砂土の場所では埴土を混ぜ埴土と砂土の中間程度の土にします。さらに腐葉土・堆肥ををよくすき込み よく耕せば野菜の生育に適した土にかわります。 衛生 敷地のなかでも湿気が多い場所・ゴミを置いている場所・イヌネコがフンをしている場所は避けるようにします。 手入れのしやすさ 畑はいつも目が届くところに作ります。病害虫の発見・畑の乾燥ぐあい等 常に畑の状態をみることは重要です。常に畑を見ていればすぐに畑の異常に気がつき早期に対策がとれます。 ☆農作業の工程 土壌の酸度調整 野菜は一般に中性の土壌を好みますが 日本国内の土壌は酸性の土壌が多いです。そこで酸性の土壌を中性にするために石灰を散布しよく耕します。初めて畑にする場所には1平方メートル当たり100〜200グラム散布します。 肥料(元肥)施行 初めて畑にする場所にはほとんど栄養分がありません。それでは作物が順調に育ちません。そこで土壌に栄養分を持たせるために肥料を施すのです。作物が必要とする養分のなかで特に多く必要とするものを「肥料の3要素」といい窒素・燐酸・カリがあります。窒素は酸素等と化合してたんぱく質を作り そのたんぱく質から葉緑素を作ります。主に茎・葉を育てるために使われます。燐酸は花・実を育てるために使われます。カリは根の生育に使われます。これ以外にも少量ですが鉄・硫黄・マグネシウウムも必要な成分です。初めて畑にする場所には元肥として比較的ゆっくり効く肥料(堆肥・牛糞・鶏糞等)を施します。 種まき 種をまく時期は決まっています。これくらいで大丈夫だろうと思っていい加減な時期にまくと 後でたいへんな目に合います。(例えばアブラナ科のものでは収穫前にトウが立ち収穫できなくなってしまいます。)皆さんは種物店・DIYの店等で袋にはいった種を購入されると思いますが その袋の裏面の種まき適正時期を必ず守ってください。 まき方には3つのまき方があります。ばらまき・すじまき・点まきです。ばらまきは畑全体に均一にまく方法です。すじまきは一定の間隔でまき溝をつくり その溝にまく方法です。点まきは一定の間隔で点にまく方法です。作物の種類によってまきかたがかわるので その作物に合ったまきかたをしてください。一般に小さい作物はばらまき 大きい作物は点まきを使用します。 覆土 種をまくと土をかけますが 一般に種の大きさの2〜3倍の土をかけます。できればふるいを使い細かい土をかけ 板等で軽く押えそれから潅水すると土と種がよくなじみます。潅水は種が流れてしまわないよう ジョロを使ってゆっくり行います。1つ注意を 種には好光性種子と嫌光性種子があります。好光性種子は光がないと発芽せず 嫌光性種子は光があると発芽しません。種まきしようとしている野菜がそれらに含まれていないか注意して 含まれている場合には光があたる(あたらない)ように覆土してください。 間引き ばらまき・すじまき・点まき いずれのまき方でも必ず間引きが必要です。間引きを行わないと徒長といい ひょろひょろに伸びたひ弱なものになってしまいます。また風通しが悪いために病気にもなりやすくなります。作物の種類によってだいたいの間隔が決まっているのでその間隔にします。ただ 1度に間引きを行ってはいけません。だいたい本葉が5〜8枚になりまでに少しずつ間引きを行い最終的に規定の間隔になるようにします。 追肥 畑つくりの時に元肥を施しているのでコマツナ・ハツカダイコン等の小さな野菜は追肥しなくても十分生育するのですが やはりより多くの収穫を期待するのであれば追肥が必要です。追肥で使う肥料は即効性の肥料です。育てる作物にもよりますが 小さなうちは液肥を7〜14日に1回 大きくなれば化成肥料を2〜3週間に1回施してやれば追肥としての効果が十分あります。ただ 肥料(元肥)施行のところで書いたように作物によって 必要である成分・必要でない成分があるので 作物に応じてバランスを考え追肥を施しましょう。 土寄せ 必ずしも全ての作物の生育時に必要というわけではありませんが 大きくなる作物(トウモロコシ・ナス・ブロッコリー・ダイコン・大カブ等)には効果が大きいです。 収穫 簡単そうで実は難しい作業です。経験がものをいう作業です。野菜の作り方の収穫の項目に書いていますのでそちらを参照してください。 ☆苗作りと定植 葉を収穫する野菜・ダイコン・ニンジン等は畑に直接種をまいて育てますが 発芽がしにくいもの・一定の大きさになるまで時間がかかるものは まず苗をつくり それを畑に定植させる方法をとります。また苗を別の場所でつくるので畑を有効に使うことが出来るというメリットもあります。ナス・オクラ・キューリ・トマト等です。 種まき 種をビニールポット・箱にまきます。使用する土は畑の土に同量程度の腐葉土・堆肥を混ぜた良質のものを使用します。まき方はばらまきであまり密にならないようにまきます。 管理 畑ではないので乾燥に注意し 水やりにつとめます。ポット・箱で育てているので簡単に移動できるので 大雨・日あたりが悪い時は条件の良い場所に移動します。生育状態があまりよくないようでしたら10日に1度程度 ごく薄い液肥をあたえるのもよいでしょう。 移植 本葉がでたころ・本葉が2〜3枚・本葉が5〜6枚のときに生育している場所から別の場所に植え替えます。葉茎を痛めないように別の苗床に植え替えます。こうすることにより大きい根が切れてしまい細い根がふえるのでしっかりした強い苗ができるのです。移植時の注意点は土をよく湿らせて苗を抜くこと・決して深植えはしないことです。 定植 苗を畑に植えます。この作業は苗物店・DIYの店等で苗を買い畑に植えつけるのと同じ作業です。この作業は風のない暖かい曇りの日に行うとよいです。では 作業手順を 1.苗床をよく湿らせ苗を掘りやすくする 2.根が張っていると思われるより2回り程度大きく掘りおこす。3.畑に定植のための穴を掘り 掘り起こした苗を植える。このとき深植えにならないように また根を広げて植える。このため定植のための穴は大きめに掘ります。4.たっぷりと水やりをし根と土を密着させます。5.定植完了後 日光が強い場合は日よけをつけて直射日光からまもります。但し根づいたらすぐに日よけをはずします。肥料も定植直後はあたえず 約2週間後 根づいてからあたえるようにします。 |